ブログ 病気について 医院のご紹介 診療のご案内 当院の特徴

HOME   病気について   [糖尿病] 糖尿病とは
病気について

糖尿病とは

糖尿病は、血液中の糖分(血糖)が高い状態が長期間続くことによりおきる代謝疾患です。
糖尿病の患者さんでは、血液中の血糖の量を正常に保持する働きを持つ、インスリンというホルモンの働きが不充分なために、血糖高値が続きます。
血糖値が著しく高くなると、脱水が進んだり意識がなくなったりすることがあり得ますが(糖尿病性昏睡)、通常は疲れやすい、 のどが乾きやすい、おしっこの量が多い、など症状がでても御自分にはわかりにくいことが多いです。
しかし長期間血糖の高値が続くと、全身にさまざまな合併症(網膜症、腎症、神経障害、狭心症・脳こうそくなどの原因となる動脈硬化)が出現し、 命を縮めたり、生活の質(QOL)を落とすことにつながります。

血糖の調節

糖分は身体の中でエネルギーとして使われる大切な物質です。
食事に含まれる糖分は胃や腸で消化され、小腸で体内に取り込まれブドウ糖として血液中に流れ込みます。
健康な方でも、食後に血糖が上昇するのはこのためです。
インスリンは胃の後ろにある膵臓(すい臓)という臓器で作られるホルモンで、血糖の上昇に伴い多量に分泌されます。
インスリンは肝臓や筋肉、脂肪組織に働いて、血液中の糖分をこれらの臓器に運び出します。
各々の臓器でブドウ糖はエネルギーとして利用されたり、様々な物質の材料となったり、必要時に備えて蓄えられたりします。
血液中のブドウ糖がインスリンの働きで各々の臓器に運ばれる結果、血糖値は元の値に戻る事になります。
糖尿病はインスリンの働きが悪い、つまり、すい臓からのインスリンの出が悪い(インスリン分泌低下)、あるいは、筋肉や肝臓、 脂肪組織でのインスリンの働きが悪い(インスリン抵抗性)事により起こる病気なのです。

増加する糖尿病

食生活の洋風化とライフスタイルの変化により、糖尿病の患者さんはこの40年で急増しました。
2006年の最も新しい統計では糖尿病が強く疑われる人が約 820万人(成人の9.8%)、 可能性が否定できない人が約1050万人(同11.9%)にのぼり、計約1870万人(同21.7%)。
成人の5人に1人が糖尿病かその予備軍であり、まさに国民病といえます。
戦後、糖尿病が急増した原因をより詳しく見ていくと、終戦直後と現在とで食事の摂取カロリーはほとんどかわらないのですが、 食生活の洋風化により摂取カロリーのうち脂質の占める割合が急増していることが指摘されています。
脂質は急激に血糖を上げることが知られていますが、長い間米や野菜を中心とした食事を続けてきた日本では、 急な血糖の上昇に見合ったインスリンをつくりだすことが体質的にできにくい人が多く、食後の高血糖を来しやすいと考えられています。
食後高血糖が長期間続くと膵臓に対する負担が続いてインスリンの分泌自体が悪くなり、ついには糖尿病を発症することになります。
さらに交通機関の発達と自動車の普及により運動量が減っていることも糖尿病増加の原因と考えられています。


Copyright(c)土井内科胃腸科医院 糖尿病 内分泌内科 All rights reserved.